神地/鶴見 松原

天正九(1581)年に神地で創業した、川崎市内で最も古い石工といわれています (神地[ごうち]は現在の川崎市上小田中・宮内の周辺に相当する地名[3])。 小田中の松原石工は大正まで続きましたが、 明治44(1911)年に分店が鶴見で開業[1]し、 現在も松原石材店として十代目が継がれています[2]

作品リスト(全て:42件)

奉献/建立年月石工銘 石造物神社/寺院
1746年2月 延享三年丙寅仲春 (神地村 松原伝右衛門) 宝篋印塔 西明寺
1800年1月 寛政十二申歳正月 松原傳右衛門 六地蔵 円応寺(圓應寺)
1802年5月 享和二壬戌年五月 神地村 松原助七 二之鳥居 田園調布八幡神社
1807年3月 文化四丁卯年三月 神地村 松原傳右ヱ門 石鳥居 驚神社
1811年9月 文化八年辛未九月 神地村 松原傳右衛門 石水盤 山田神社
1830年10月 文政十三庚寅年十月 神地村 松原傳右エ門 二之鳥居 春日神社
1831年9月 天保二辛卯年九月 神地村 松原傳右エ門 二之鳥居 下田神社
1837年3月 天保八丁酉年三月 (神地村 松原伝八) 石標 千年神社
1852年99月 嘉永五壬子年二月 神地 傳右衛門 敷石供養塔 深沢医王寺
1858年11月 安政(五戊午)歳十一月 神地村 傳(右エ)門 敷石供養塔 常楽寺
1872年6月 明治五申年六月 神地村 松原傳右ェ門 石水盤 丸子山王日枝神社
1875年12月 明治八年乙亥十二月 神地村 松原傳右衛門 句碑 興禅寺
1876年10月 明治九丙子歳十月 神(地村) 松原傳右(衛門) 題目塔 本覚寺
(1878年10月) (明治十一戊寅年) 神地 松原傳右衛門/二(子村) 小俣松五郎 石階再築碑 山田神社
1879年7月 明治十二年己卯七月 神地住 松原祐太朗 石水盤 興禅寺
1879年9月 明治十二年秋彼岸會 神地住 松原祐太朗 石塔 興禅寺
1880年4月 明治十三年辰秊四月 神地 松原祐太朗 台座 綱島神明社
1883年1月 明治十六年一月 神地 (松原) 石橋 新吉田杉山神社
1885年9月 明治乙十八年酉九月 神地 松原祐太朗 石灯篭 下母口橘樹神社
(1885年) (明治十八年) 松原祐太朗 光明真言塔 密蔵院
1887年10月 明治二十年十月 神地 松原祐太朗 二之鳥居 正一位稲荷大明神
1896年8月 明治廿九年八月 神地 (松原祐太朗) 石水盤 大善寺
1896年9月 明治廿九年九月 松原祐太朗 狛犬 雪ヶ谷八幡神社
1896年11月 明治廿九年十一月 神奈川県下橘樹郡中原村字神地 松原祐太朗 石燈籠 雪ヶ谷八幡神社
1902年1月 明治三十五壬寅年一月 溝ノ口 内藤慶雲/神地 松原祐太朗 石水盤 本法寺
1905年4月 明治三十八年四月 松原東峰 石碑 泉澤寺
1906年12月 明治三十九年十二月 松原延太郎 石碑 末長杉山神社
1907年10月 明治四十年十月 神地 松原延太(郎) 狛犬(左:弾,右:弾) 大戸神社
1912年5月 明治四十五年五月 松原延太郎 御嶽神社碑 大戸神社
1913年5月 大正二年五月 松原延太郎 寄附敷石碑 今井神社
1914年9月 大正三年九月 神地 松原延太郎/碑文谷 山崎豊次郎 石水盤 春日神社
1914年10月 大正三年十月 神地 松原延太郎 狛犬(左:珠,右:子&珠) 多摩川浅間神社
1916年11月 大正五年十一月 中原町 松原録 石水盤 下母口橘樹神社
1922年3月 大正十一年三月 神地 松原録 敷石寄附碑 市ノ坪 東福寺
(1923年5月) 大正拾(二年五月) (松原)為三郎 狛犬(左:子,右:珠) 鶴見神社
1926年1月 大正十五年正月 松原録 天照皇大神碑 大戸神社
1928年11月 昭和三年十一月 神地 松原録 御大典記念碑 市ノ坪神社
1931年4月 昭和六年清和四月 小俣庄右衛門/松原録 本堂改築記念碑 泉澤寺
1933年1月 昭和八年壱月 鶴見 松原為三郎 石灯篭 鶴見神社
1935年4月 昭和十年四月 鶴見 松原為三郎 石鳥居(正面) 鶴見神社
1939年8月 昭和十四年八月 鶴見 松原為三郎 石鳥居 生麦杉山神社
不明 神地村 松原助七 宝篋印塔 蓮乗院