道々橋八幡神社

所在地 東京都大田区久が原1丁目7−9
中原街道から呑川沿いの青年館通りへ入り、 南東に進むとJRの高架を過ぎた先の右手に神社があります。
住宅地の中の小さな神社で、 境内は児童公園にもなっています。

狛犬

奉献/建立 明治三十年酉九月[1897年9月]
石工銘 芝区三田臺町壹丁目 堀部忠蔵
狛犬タイプ 尾流れ(左:子2,右:子2)
太田神社の狛犬と同じ 堀部忠蔵が手掛けていますが、こちらには「松仙芝」の銘は確認できませんでした。
左右とも子狛が2匹で、それぞれが今にも動き出しそうな姿を 見事に表現しています。 ※"区"は異体字です。

石水盤

奉献/建立 明治三十丁酉年九月[1897年9月]
石工銘 芝区三田臺町壹丁目 堀部忠蔵
拝殿右側の石柵の内側に置かれて(隠されて)いました。 狛犬と同時期、同石工による建立となっています。

石橋供養塔

奉献/建立 (文化九年二月)[(1812年2月)]
石工銘 (古市場村 巳之吉)
水盤と同じく拝殿右側の石柵の内側に置かれています。 碑文はほとんど摩耗して判読できませんが、 「大田区の石造遺物(謝辞[10])」によれば、 『荏原郡馬込領/池上内中通往来/道々橋石橋三カ所』と 書かれた石橋供養塔のようです。

石燈籠

奉献/建立 明治三十丁酉年九月[1897年9月]
石工銘 芝区三田臺町壹丁(目) 堀部忠(蔵)
狛犬と同時期、同石工による建立となっています。 公園ということもあり、鉄枠で補強されています。