佐江戸杉山神社

所在地 神奈川県横浜市都筑区佐江戸町2020
南東方向へ流れてきた鶴見川と恩田川が合流し、東へ向きを変える左岸側丘陵上に神社があります。
中原から南西方向へ丘陵内を下ってきた中原街道が鶴見川を渡河する地点でもあり、昔から交通・流通の要所だったようです(神社の場所には、かつて佐江戸城という山城があったといわれています)。
訪問日 2023年9月,2026年1月,2026年3月

狛犬

奉献/建立 大正十五年十二月[1926年12月]
石工銘 (亀石作太郎)
狛犬タイプ 尾流れ(左:子,右:子)
御影石(花崗岩)で作られているようです[1]。石質を考慮し浅めの彫りで曲面を生かした造形になっており、少しでも狛犬らしさを表現したいという、作者の意志を感じます。
石工銘は確認できませんでしたが、後述の震災復興の碑文から亀石作太郎と推測しています。作太郎は茨城で石材店を開業した石工で、「稲田みかげ石」を得意としていたそうです[5]

日露戦役従軍紀念碑

奉献/建立 不明
石工銘 飯島吉六
拝殿右側にある石碑です。なぜか建立年銘が見つかりません。美しい文字彫から見て、名人といわれた吉六九代目ではないでしょうか

忠魂碑

奉献/建立 昭和三十五年三月[1960年3月]
石工銘 石匠 鳥山 足立光一
拝殿左側に置かれた大きな石碑で、戦後になってから作られた碑です。
揮毫者として皇族で靖国神社宮司だった筑波藤麿の名が記されています。

階段石標

奉献/建立 大正十五年九月[1926年9月]
石工銘 (和田文蔵)
狛犬と同時期です。石工については、狛犬と同様震災復興碑からの推測です。

参明藤開山碑

奉献/建立 不明
石工銘 寉見村 飯島吉六
拝殿左横奥に石碑が2つ置かれています。その左側が吉六の作でした。
日露戦役従軍紀念碑と同様に建立年がわからないのが残念です。

御嶽三柱大神碑

奉献/建立 明治九年十有二月[1876年12月]
石工銘 牧野伊勢松/田中■吉
拝殿左側石碑群の右側の石碑です。敬書に名前のある長谷川為永は、赤坂氷川神社に合祀された事比羅(金比羅?)神社の神職を勤めた人物のようです。

震災復興之碑

奉献/建立 大正十五年十二月[1926年12月]
石工銘 磯清作
神社入口にある碑です。大正十二年九月一日の関東大震災からの復興事業を記しています。この碑の銘に「獅子(請負人) 亀石作太郎」とあるのが、狛犬の作者と考えています。