川和八幡神社

所在地 神奈川県横浜市都筑区川和町2388
川和町駅から、横浜上麻生道に沿って北へ上がると一之鳥居が見えてきます。住宅地の中の参道を抜けると赤鳥居があり、その先に広い境内が広がっています。

狛犬

奉献/建立 明治廿一年十月[1888年10月]
石工銘 不明
狛犬タイプ 尾流れ(左:珠,右:子)
慶雲系の顔立ちをした狛犬です。残念ながら石工銘は確認できませんでした。授乳する小狛の姿は、同じ都築区内の東方天満宮とよく似ています。

日露戦役紀念碑

奉献/建立 明治三十九年四月[1906年4月]
石工銘 高𫝶郡海老名村川原口 望月久吉
境内中ほど左手に置かれています。「望」の字は「𣍢」の下に「王」と書かれています。

浅間大神碑

奉献/建立 明治廿四年四月[1891年4月]
石工銘 (飯島吉六)
拝殿右奥の草むらの中に石碑群があり、その中に浅間大神の碑が立っています。
碑裏面台座には、後世書き加えられたと思われる「昭和五十二年七月吉日/ニュータウン建設工事の/ため富士塚より遷す」の記載があります。
石工銘はありませんが、「鶴見村石工・飯島吉六(謝辞[1])」によれば、古い文書に「大神石碑鶴見石屋塔を作る」との記載があるため、時代的にこの碑の作者は吉六だと推定されています。他にも川和富士塚から移された石碑と、元からあった石祀、石仏群が並んでいます。

征清陣亡軍人之碑

奉献/建立 明治三十四年十二月[1901年12月]
石工銘 植松𠔥太郎
境内入口左手駐車場脇に、戦争関連の石碑が集められています。境内中にある日露戦役碑の他に4点がここにあります。