馬場稲荷
所在地 | 神奈川県横浜市鶴見区馬場3丁目17 |
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水道道の馬場郵便局前の道から南へ坂を登っていく途中に突然現れます。2022年に訪問した際は右側半分が木々に囲まれ、撮影も難しかったのですが、翌年再訪すると社殿を残して駐車場になっていました。 鶴見神社に道標が残っているように、かつては馬術上達の稲荷として武士の信仰を集めていたようです。 |
狛狐
奉献/建立 | 文化七庚11月[1810年11月] |
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石工銘 | 鶴見(村) 飯嶋(吉六) |
狛犬タイプ | 狐 |
厳密には狛犬ではありませんが、あの吉六作ということで例外扱いです。 左側台座には「仙台栗原郡壱(迫)川口 佐藤大次郎」とありますが、栗原郡一迫川口村[5]は現在の宮城県栗原市で、陸奥仙台藩の所領だったようです。 右側台座の下側は埋められており、「村」や「吉六」が読めなくなっています。 |
石階標
奉献/建立 | 文久三亥二月[1863年2月] |
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石工銘 | 不明 |
右側狐のすぐ後ろに立っています鶴見の石碑[4]によればかつては一対あったようですが、現在は片方しか残っていません。また側面に書かれているのは大名屋敷に仕える厩担当の名前のようです。 |
石鳥居
奉献/建立 | 安永第九庚子臘月[1780年12月] |
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石工銘 | 神奈川(本宿) 与兵(衛) |
こちらは狐像より古いようです。左脚に「五穀成就福寿増長当所繁栄詣願満足」と彫られ、その下に「神主友野伊織」とあるはずなのですが、真横に置かれた水盤のために「神」と「織」しか確認できません。また、その裏側に石工銘が彫られていますが、下の方が埋められて読めません右脚には「天下泰平國土安穏武運長久萬民豊楽」と願主名、建立年月が彫られています。 |