師岡熊野神社

所在地 神奈川県横浜市港北区師岡町1137
鶴見川右岸の下末吉台地から北へ突き出した丘陵(太尾)の付け根部分に神社があります。谷戸の湧き水が流れ込む『いの池』から、急な階段参道を上ったところに拝殿が置かれています。

基壇石標

奉献/建立 明治十九年九月[1886年9月]
石工銘 鶴見村 飯島吉六
拝殿前の基壇左右に石標(積込石)が埋め込まれています。

階段石標

奉献/建立 明治十六癸未年五月[1883年5月]
石工銘 神奈川飯田町 岸文右ェ門
階段参道の一番上の石標です。

神社紀念碑

奉献/建立 明治十六年八月[1883年8月]
石工銘 岸文右衛門
階段参道の途中左手の小高い場所にあります。碑題は読めませんでした(「熊野神社」と書いてあることは何となくわかりましたが)。階段石標の建立と同時期/同石工なので、おそらくその完成記念だと思われます。

石水盤

奉献/建立 寛政八丙辰年七月[1796年7月]
石工銘 靏見村 飯嶋吉六
入口鳥居の右脇にあります。神仏習合時期に彫られた正面の「卍」が削られています[2]。側面に書かれている「全寿院」は、隣の法華寺の山号です。

石鳥居

奉献/建立 寛政十戊午年七月[1798年7月]
石工銘 鶴見村 飯嶋吉六
吉六鳥居の代表作[2]と言われています。