富岡八幡宮

所在地 神奈川県横浜市金沢区富岡東4丁目5−41
かつては富岡八幡公園の周囲が海岸線で、 その西側の小高い丘の上に神社があり、 海を見下ろすような場所だったようです。

狛犬

奉献/建立 大正拾壹年九月[1922年9月]
石工銘 横濱久保山 相(川)初五郎
狛犬タイプ 尾流れ(左:子,右:子)
参道階段を登り切ったところに置かれています。 台座に願主と思われる「横濱市伊勢佐木町 理髪師」の名が 刻まれています。 尾のウェーブの表現、睨みつけるような目の表現など 優れた技量が伺えますが、 銘の文字は石燈籠と同じく引っ搔いたような書体です。

狛犬

奉献/建立 天保六乙未稔六月[1835年6月]
石工銘 不明
狛犬タイプ 尾流れ
表参道の入口に置かれています。 天保年代の作ということもあり、 やや剥落が進んでいますが、 鬣や髭のカール模様が美しく、 初期狛犬の力強さが感じられる狛犬です。

石燈籠

奉献/建立 大正拾壹年九月[1922年9月]
石工銘 横濱久保山 相川初五郎
狛犬と同時期・同石工による作で、 参道途中にある石塀(蕃塀[3]と呼ぶそうです)を 過ぎたところに置かれています。
曲線の美しい猫足の上に オーソドックスな形態を持つ石燈籠ですが、 銘の字も狛犬同様、釘で書いたような書体です。