戸越八幡神社
所在地 | 東京都品川区戸越2丁目6−23 |
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戸越駅から続く商店街の先にあります。それほど広くない参道と境内にいくつも露店が出ており、参拝客も絶えることがありません。ソファも置かれており、地元の人の憩いの場になっているようです。 | |
訪問日 | 2023年6月,2025年10月 |
狛犬
奉献/建立 | 延享三丙寅歳九月[1746年9月] |
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石工銘 | 不明 |
狛犬タイプ | 尾立て |
拝殿のある境内への入口左右に置かれています。 戸越村の村民たちが奉納したそうで、狛犬としては品川区内で最も古く、区の文化財にも指定されています。保存状態もよく、頭部の宝珠/角や尾の細かい彫りがしっかり残っています。 |
狛犬
奉献/建立 | 明治六癸酉年十一月[1873年11月] |
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石工銘 | 鶴見 (飯島吉)六 /南品(川) 岸(田清)三郎 |
狛犬タイプ | 尾流れ(左:子,右:子2&珠) |
参道中ほどに置かれています。左側は寄付者芳名板の陰に隠れてよく見えません。 右側台座に石工銘がありますが、剥落のため断片的にしか読み取れません。 狛犬小屋[3][4]では、「吉六ではない吉六」とされていますが、石工銘の「鶴見・・六」から吉六が関与したのは間違いないようです。 もう一人の石工銘は久が原東部八幡神社の狛犬に銘がある「岸田清三郎」と思われます。狛犬の造形も、吉六よりも久が原東部の狛犬に近い印象を受けます。 |
石常夜灯
奉献/建立 | 明治六酉年十一月[1873年11月] |
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石工銘 | 芝二本榎 塚本福次郎 |
延享の狛犬の手前に置かれています。また、建立は吉六の狛犬と同時期となっています。芝二本榎は現在の港区高輪一~三丁目のようです。笠石が大きく、逆に竿石が細くなっており凄みを感じさせます。 |
石水盤
奉献/建立 | 明治八年九月[1875年9月] |
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石工銘 | 不明 |
参道右側の手水舎の中に置かれています狛犬・石燈籠の二年後の奉納で、四人の唐子が担いでおられる銘品です。 背面・側面が隠されており、石工銘は確認できませんでした。 |