大井鹿嶋神社

所在地 東京都品川区大井6丁目18−36
緩やかな坂の池上通沿いに鎮座し、広い境内が緑に覆われています。 巨木も多く、新しい建物と戦前からの建物が見事に調和しています。

狛犬

奉献/建立 天明五年乙巳九月[1785年9月]
石工銘 芝伊皿子臺町 石工 元治郎
狛犬タイプ 尾立て
1700年代の狛犬がこれだけ状態が良く欠損もせず残っているのは驚きです。 そのおかげで、角・宝珠の形や、阿吽の細かい彫り分けなどが よく観察できます。 天明五年は天明大飢饉の真最中ですが、 それを考えると感慨深いものがあります。

旧拝殿石鳥居

奉献/建立 天明五年乙巳四月[1785年4月]
石工銘 芝伊皿子町 石工 元次郎
狛犬と同時期で同じ石工による作です。

随身像

奉献/建立 (天明七年)[(1787年)]
石工銘 不明
旧拝殿両脇に随身像がありましたが、覆屋があり銘未確認です。 公式ページ[2]によれば 狛犬とほぼ同時期の奉納となっています。

石水盤

奉献/建立 天明五年乙巳九月[1785年9月]
石工銘 芝伊皿(子町 元治郎)
旧拝殿前にある石水盤です。 奉納年から考えて、狛犬と同時期・同石工だと思われます。

恵澤潤洽碑

奉献/建立 昭和七年九月[1932年9月]
石工銘 東京青山 石勝
品川用水が生活に貢献したことをたたえた記念碑だそうです。