善養寺

所在地 東京都世田谷区野毛2丁目7−11
国分寺崖線下を流れる丸子川にかかる橋を渡ると、そこから崖線斜面にそって駐車場・参道・山門・境内・塔頭・墓地が順に広がっています。

宝篋印塔

奉献/建立 寛政五癸丑歳二月[1793年2月]
石工銘 八(幡塚) 永(井佐兵衛)
墓地の北西隅に宝篋印塔が置かれています。建立年銘は「三月」かも知れません。
台石の隅に石工銘がありますが、摩滅が進み、ほとんど読めません。「世田谷区石造遺物調査報告書Ⅳ 道標および供養塔(謝辞[35])」を参考にすると、石工は大楽寺でも宝篋印塔を作成した永井佐兵衛のようです(報告書では「作兵衛」になっています)。

石造物群

奉献/建立 不明
石工銘 不明
通常は奉納年銘・石工銘の無い石造物は取り上げないのですが、「石造物のテーマパーク・ワンダーランド[2]」とか、「巨大石造の見本市[3]」と称されるだけあって、とても”見なかったこと”にはできない石造物群です。「石像の多くは昭和初期までにインドや韓国などから輸入されたもの[3]」とのことで、見て歩くだけで仏教の根源や原始を感じることができそうです。