等々力玉川神社

所在地 東京都世田谷区等々力3丁目27−7
等々力駅から目黒通りを北西に進むと、神社前に出ます。住宅地の中ですが、境内は広く緑も豊かでした。石造物も多く残(保存)されていることから、地域の信仰を集めていることが感じられます。
小俣石材は玉川神社と関係が深く、昭和十三年の改修にも参加していたようです[6]

狛犬

奉献/建立 大正四年十月[1915年10月]
石工銘 二子 小俣石材店
狛犬タイプ 尾流れ(左:珠,右:子&珠)
参道途中の拝殿手前の階段前に置かれています。初期小俣の作風が見事に現れている名作だと思います。

狛犬

奉献/建立 不明
石工銘 不明
狛犬タイプ 獅子山
拝殿右横に獅子山があり、山上に2躰の狛犬、足元に子狛が1躰置かれています。
台座には平成の修理銘しかありませんでしたが、眉の表現や頬の盛り上がりなど、小俣石材の作ではないかと思います。

狛犬

奉献/建立 不明
石工銘 不明
狛犬タイプ 尾流れ(左:珠,右:子)
境内左手にある祓戸社の前に置かれた狛犬です。極小サイズながら、尾流れで珠取り/子取りの姿をしています。

狛犬

奉献/建立 不明
石工銘 不明
狛犬タイプ 尾立て(左:子,右:珠)
拝殿の左横から奥にかけて境内社(大国社と稲荷社)があり、大国社の前に2対の狛犬が置かれています。
手前側は尾立てで、奥側は尾流れに見えます。だた、姿勢的に奥側は招魂に近い感じです。

鳥居残材

奉献/建立 天保三壬辰年三月[1832年3月]
石工銘 不明
境内入ってすぐ左側奥に置かれています。石工銘は確認できませんでした。