太子堂八幡神社

所在地 東京都世田谷区太子堂5丁目23−5
世田谷線西太子堂駅からまっすぐ住宅地の中を北へ進むと神社入口に出ます。
神社右側は公園、裏手は御神木のある神域となっており、緑豊かな境内となっています。

狛犬

奉献/建立 明治廿一年十月[1888年10月]
石工銘 溝ノ口 内藤慶雲
狛犬タイプ 尾流れ(左:子,右:珠)
慶雲作ですが同時期の上平間八幡大神勝田杉山神社よりも、十一年後の瀬田玉川神社の狛犬と顔がよく似ています。
拝殿右に土産物売り場の小屋が建てられているため、右側の狛犬は正面から見ることができません。一時的な仮小屋かと思いましたが、どうも2021年からこの状態のようです。公式ページ[1]の境内案内図でもこの慶雲の狛犬は載っていません(ご隠居扱い?)。

狛犬

奉献/建立 昭和十一年十月[1936年10月]
石工銘 溝ノ口石匠 内藤慶雲
狛犬タイプ 尾流れ(左:珠,右:子)
高い台座に載っていることもあり、見上げるような大きさです。
瞳が描かれているところは白髭神社の狛犬と似ています。

狛犬

奉献/建立 (明治六年十月)[(1873年10月)]
石工銘 不明
狛犬タイプ 尾立て
御神木のある境内裏に置かれています近寄ることすらできないため詳細不明ですが、尾立てと思われます。
奉納年は「東京狛犬倶楽部[3]」を引用しています。

石水盤

奉献/建立 明治八亥年九月[1875年9月]
石工銘 溝ノ口村 内藤留五郎
境内入って左手、手水舎の中に置かれています。石工銘の「五」は「𫝀」のようです。
奉納者の「茶屋 田中屋䉑吉」は三軒茶屋の名前の由来ともなった茶屋の一つかも知れません。

社号標

奉献/建立 昭和十六年九月[1941年9月]
石工銘 青山 石勝
神社入口右脇に立てられており、側面に「皇紀二千六百年記念」と書かれています。