駒留八幡神社

所在地 東京都世田谷区上馬5丁目35−3
大山街道(246号線)の三軒茶屋から世田谷町田線に入り、若林交差点から環状7号線を南へ 200mほど入ったところにあります。基幹道路のすぐ横ですが、末社含めて広い境内を持っておられます。

狛犬

奉献/建立 明治三十九年十月[1906年10月]
石工銘 (原)峯吉
狛犬タイプ 尾流れ(左:珠,右:子&珠)
摩耗が進んでおり、石工銘はかすかに「峯吉」の字が読み取れます。狛犬の顔の造形などから、弦巻神社の狛犬と同じ原峯吉の作と思われます。
明治の作らしく台座に「戦捷紀念」と書かれています。奉納年銘の月は「一月」かも知れません。

表忠碑

奉献/建立 昭和七季[1932年]
石工銘 関口末吉
拝殿左脇を入ったところに置かれています。日清戦役~満州事変の戦病没者を慰霊しています。

境内社鳥居

奉献/建立 天保十四癸(卯)年十一月[1843年11月]
石工銘 二子 松五郎
拝殿左側に境内社が置かれ、その鳥居です。二子の石工と言えば、「松五郎」なのですが、一見すると「松二郎」に見えます。おそらく、「五」の異体字「𫝀」が使われていると思います。
また、昭和八年七月の再建銘がありますが、松五郎の銘は天保十四年のものだと思われます。

御大典紀念碑

奉献/建立 大正四年十一月[1915年11月]
石工銘 青山 石勝
境内左隅に置かれています。宇田川兼五郎という人が寄付した紀念碑で、江戸の名石工 石勝の作です。