代田八幡神社

所在地 東京都世田谷区代田3丁目57−1
羽根木公園南端の崖線が西へ伸び、南北に通る環状七号が彫り切ったところに神社があります。
少し高くなったところにある境内から環状七号をまたいでいる歩道橋がかつての崖線を想像させます。

狛犬

奉献/建立 不明
石工銘 不明
狛犬タイプ 尾流れ(左:子,右:子)
江戸尾流れを代表するような銘品・傑作です。自然な体躯の曲線と細かく彫り込まれた毛並みが、まるで生きているかのような写実性を生み出しています。また左右の子狛の躍動する姿は、今にも動き出しそうです。(石工銘が無いのが非常に残念)

日露戦役紀念碑

奉献/建立 (明治四十一年)[1908年?]
石工銘 内藤慶雲
境内北側にある御嶽社の右隣に置かれています。従軍者27名の名前が背面に彫られています。奉納年銘が無いため、暫定で同じ慶雲作の世田谷八幡宮の日露戦役紀念碑と同じ年にしています。

石鳥居

奉献/建立 天明五乙巳十二月[1785年12月]
石工銘 北八丁堀松屋町 助左衛(門)
南側入り口に置かれている石鳥居です。説明札によれば、天明五年に奉納されており、世田谷区では喜多見氷川神社の二之鳥居に次いで古い石鳥居です。
石工銘にある「北八丁堀松屋町」は、現在の「中央区八丁堀三丁目」にあたるようです。[3]
台石の文様は外側を向いているので、鳥居本体のみ「裏向き」になっているようです。