馬込富士講燈籠

所在地 東京都大田区南馬込2丁目25−16
荏原台の中を南から北へ貫通する環状七号の西側段丘上に尾根道の交差点に燈籠が置かれています。「東京荏原歴史物語資料館[1]」によれば、品川と池上に至る道に常夜燈と道しるべを兼ねて建てられたそうです。
訪問日 2025年6月

石燈籠

奉献/建立 文政七甲申年九月[1824年9月]
石工銘 清三郎
「馬込と大田区の歴史を保存する会[3]」によれば、燈籠は大田区最古のものです。
竿部正面に『富士仙元大権現』とあり、その下には富士講碑にも描かれている縦三本線の『縦川講』紋が彫られています(「仙元」は「浅間」の意のようです)。
石工の清三郎は大田区の本光寺の題目塔久が原東部八幡神社の狛犬や石垣を手掛けている他、横浜市港北区の下田真福寺の石燈籠にも銘が残っています。