久が原西部八幡神社

所在地 東京都大田区久が原4丁目2−7
武蔵野台地の南端で、西側の多摩川と呑川に挟まれた久が原台の東側斜面に神社があります。
同じ東側斜面にある久が原東部八幡神社のほぼ北に位置しています。
境内に北側に境内社(稲荷社)がありますが、これが先代の拝殿だったようです[1]。見事な拝殿彫刻が残されており、拝殿を囲む手すりの柱には擬宝珠ではなく獅子が置かれています。
訪問日 2025年4月,2025年6月

狛犬

奉献/建立 明治十三年九月[1880年9月]
石工銘 不明
狛犬タイプ 尾流れ
先代の狛犬だったといわれており、現在は神社の北側入口の左右門柱の上に置かれています。
境内社(元の拝殿、現在稲荷社)の前に新旧の狛狐が置かれていますが、旧の方の台座が二段になっており、恐らくその下の段が狛犬が載っていた台座と思われます。その前提で、奉納年を明治十三年としています(奉納者の「三木三之助」は境内社前の石燈籠も同年に奉納しています)。

狛狐

奉献/建立 昭和十八年二月[1943年2月]
石工銘 川辺石材店
狛犬タイプ 狐(右:珠)
境内社(稲荷社)の前に新旧の狛狐が置かれていますが、旧の方の狛狐です。台座が二段になっており、上段の台座にある銘によれば、昭和十八年に川辺石材店の作成です(川辺石材店は現在も久が原3丁目で営業されているようです)。