田園調布八幡神社

所在地 東京都大田区田園調布5丁目30−16
多摩川駅前の丸子台公園から丸子川沿いに西北へ進むと、川を挟んで鳥居と階段参道が見えてきます。
一之鳥居は昭和の作ですが、岡崎市の石材店が担当したようです。

狛犬

奉献/建立 大正十酉年九月[1921年9月]
石工銘 鵜ノ木山谷 小俣徹石
狛犬タイプ 尾流れ(左:珠,右:子)
鵜ノ木は現在の大田区の鵜ノ木駅周辺で、「鵜ノ木 小俣徹石」は、「二子 小俣石材」と何らかのか関係があったと思われます。
※「山谷」が現在のどこを指す地名なのかはわかりませでした。狛犬の尾や髭の彫りはやや浅めですが、表情や歯(牙)は初期小俣の表現を踏襲しているように見えます。
また、彩色された狛犬はたまに見かけますが、瞳が入っているのは珍しいです。

石水盤

奉献/建立 昭和十四年三月[1939年3月]
石工銘 不明
階段参道を上がって境内右手に置かれています。石工銘は確認できませんでしたが、太くて深い彫りに作り手の気迫を感じます。

二之鳥居

奉献/建立 享和二壬戌年五月[1802年5月]
石工銘 神地村 松原助七
階段参道を上がった境内入口に建っています。石工銘で使われている「助」の下に横棒の漢字が意味不明です。「𤉏」かとも思いましたが、点四つ(連火/烈火)を横棒で表現することは無いようです。