下三輪椙山神社

所在地 東京都町田市三輪町1618
横浜上麻生道の亀井橋交差点から鶴見川の南岸へ渡り、三輪の住宅地が広がる台地を上る途中(台地の縁)に神社があります。
神社後背が杉林で囲まれており、椙山(杉山)の名にふさわしい雰囲気です。
上三輪の鎮守だった 熊野神社に対して、下三輪の鎮守がこの椙山神社でした。

狛犬

奉献/建立 大正七年九月[1918年9月]
石工銘 溝ノ口 内藤慶雲
狛犬タイプ 尾流れ(左:花,右:子)
左側吽像の足元は牡丹の花のようです。慶雲初代の 八杉神社の狛犬を踏襲したのでしょうか。
右側の子狛も親狛の尾を噛む造形は良いのですが、やや両者とも迫力に欠ける印象を受けてしまいます。「大胆推理・内藤慶雲物語[2]」でも"不出来な江戸タイプ"と呼ばれているのもそのせいでしょうか。

石水盤

奉献/建立 大正十年十二月[1921年12月]
石工銘 不明
境内左奥に置かれています。奉納者は淀橋町(現在の仁宿)と渋谷町の人です。

石燈籠

奉献/建立 昭和卅三年五月[1958年5月]
石工銘 登戸 吉澤石材店
階段参道を上がった境内入口に置かれています。

石鳥居

奉献/建立 嘉永四在歳辛亥九月[1851年9月]
石工銘 登戸 吉澤藤三光信
扁額周りの龍彫りや鳥居台座の浮彫りなど、吉澤耕石の実力を感じられる見事な作品です。