北辰妙見宮(妙見尊)
所在地 | 東京都稲城市百村 |
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※妙見寺の中の奥の院という位置づけですが、ここでは、神社として記載しています。 三沢川が削った崖と多摩川が削った崖に挟まれた切り立った丘陵上に神社があります。京王稲城駅から入口(一之鳥居)まで歩けば5分ほどですが、そこから急な階段参道を3度登ってようやく拝殿にたどり着きます。かつての多摩丘陵の自然を感じさせる神社です。 |
狛犬残材
奉献/建立 | (寛政六甲寅歳十一月)[1794年11月] |
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石工銘 | 不明 |
手水舎の右横に狛犬とおぼしき残材が置かれています。 台座と思われる石に「武州/多摩郡/百村願主/惣若者/同村氏子中」という文字が彫られていることから、「稲城市文化財調査報告書({謝辞[28][39]})」に記載されている寛政六年作の狛犬と思われます。 |
井戸枠
奉献/建立 | 明治十一年寅二月[1878年2月] |
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石工銘 | 溝(口) 内(藤)留(五郎) |
二番目の階段参道と三番目の階段参道の間に左手へ行く道があり、その脇手に石囲いされた古井戸があります。 正面に「御供水」、側面に「村内中」と書かれています。石工銘は背面に微かに残っており、奉納年と残された文字「内/留」から石燈籠と同じ初代留五郎の作と思われます。 |
鳥居残材
奉献/建立 | 不明 |
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石工銘 | (矢ヶ崎村) 長左衛門 |
二之鳥居を入ってすぐ左手の境内社の左右に鳥居残材が置かれています。台石の彫刻が現役の頃の威容を偲ばせてくれます。 石工の長左衛門は 1800年代中頃に府中や狛江で作を残しています。 |
石燈籠
奉献/建立 | 明治十一戊寅年二月年月[1878年2月] |
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石工銘 | 溝口 內藤留五郎 |
最初の階段参道を登り切った所の左右に置かれています。細身ながら分厚い傘部が特徴的です。初代留五郎の初期の作となりますが、台石に彫られている躍動的な龍と亀に「勢い」を感じます。 |