武蔵国府八幡宮

所在地 東京都府中市八幡町2丁目33
国府の守護神として建てられた神社で、そのため拝殿が国府(西)側を向いています。現在入口(一之鳥居)は旧甲州街道に面していますが、かつては京王府中競馬正門駅南を通る品川道に面していたと思われます(駅から 100mほど東の丁字交差点では?)。
一之鳥居は平成23年に神門の移設と同時期に再建されており、脚には当初の奉納年(明治四十四年八月)銘や発起人銘は復元されているのですが、なぜか石工銘(溝ノ口 内藤慶雲)のみ省略されています。
再建前の鳥居は GoogleMap Streets の過去写真や「武蔵の古社風景[3]」で確認することができます

石燈籠

奉献/建立 文政十一戊子年正月[1828年1月]
石工銘 登戸 伊勢屋藤吉
正面に「常夜燈/秋葉大権現」とあり、街道を照らすために置かれたようです。
石工は登戸吉沢の初代で、早い時期から府中で活躍していたことが伺えます。