法音寺

所在地 東京都府中市住吉町1丁目47−2
分倍から府中へ続く旧鎌倉街道と、関戸橋からまっすぐ北へ国分寺へと伸びる府中街道とが合流する地点にお寺があります。

鶏霊供羪碑

奉献/建立 昭和十八年一月[1943年1月]
石工銘 (府中本町 桑田守藏)
門を入って左側に置かれています。「羪」は「養」の異体字です。
石工銘は正面左下にあるのですが、かなり摩耗しているため、ほとんど読めません。「府中市の石造遺物(謝辞[30])」では、『府中本町 桑田守蔵』とあり、「動物のお墓[1]」では、『府中本町(乗)田守藏』と記されています。
背面には喜捨芳名として養鶏業と思われる方々の名前が並んでいます。先頭の「高野豊年」氏は、1963(昭和38)年の府中市議会議員選挙で当選されていました[2]

宝篋印塔

奉献/建立 (文化四年)[1807年]
石工銘 (江戸材木町八丁堀 上総屋治助)
門を入って右側の本堂真向かいに置かれています。こちらの石工銘も、ほとんど読み取れず、建立年銘も確認できませんでした。よって両方とも「東京都内の近世石工銘にみる江戸石工について(池尻篤)(謝辞[23])」の記載を引用しています。