蓮慶寺

所在地 東京都調布市布田2丁目34−3
旧甲州街道から50m弱南へ参道を進むと、葵の紋が付いた扉を持つ山門があります。かつてここには、徳川家から許された赤門[1]があり、現在は山門脇にその遺構を見ることができます。
訪問日 2025年6月

題目塔

奉献/建立 明治十四年十一月[1881年11月]
石工銘 溝ノ口 内藤留五郎
参道脇に保存されている赤門遺構の左横に内藤留五郎作の題目塔があります。正面に「日蓮大菩薩 六百遠忌報恩塔」という文字が見え、台石には宗紋である「井桁に橘」が彫られています。

題目塔

奉献/建立 安永十辛丑歳二月[1781年2月]
石工銘 江戸八丁堀松屋町 大内嘉右衛門
旧甲州街道に面した参道入口の、左側塀の内側に鉄柵で補強された角柱形の題目塔が建っています。
正面が塀の方を向いているために見づらいですが、「日蓮大菩薩 五百遠忌報恩」という文字が彫られています。
石工銘にある「松屋町」は、現在の中央区八丁堀で、かつては石河岸(石材の荷揚げ場所)があった地です。