虎狛神社

所在地 東京都調布市佐須町1丁目14−3
国分寺崖線上に築かれた深大寺城(跡)から崖線を降りて南へ 300m程の位置、野川の手前に神社があります。
拝殿は修復されていますが、本殿は江戸時代の建築がそのまま残っていて、調布・狛江両市にあって最も古い建造物だそうです[1]

狛犬

奉献/建立 明治四十一年九月[1908年9月]
石工銘 國領 𣘺本安五郎
狛犬タイプ 尾流れ(左:珠,右:子&珠)
入口を入ってすぐ左右に置かれています。伝統的な江戸尾流れで、柔らかそうな手、珠をかじる子狛、顔に細かく線で彫画された毛並み等、なかなかの名作です(この石工銘が他で見つかっていないのも謎)。
願主横の補助に名のある「竹内武兵衛」は、石燈籠の発起人でもあります。

石燈籠

奉献/建立 大正十一年五月[1922年5月]
石工銘 溝口 内藤慶雲
拝殿前左右に置かれています。慶雲にしてはシンプルな造形で、装飾的な彫りも猫足もありません。台石以外は後世の再建でしょうか?

講社登山紀念碑

奉献/建立 大正十一年十一月[1922年11月]
石工銘 内藤慶雲
石燈籠と同じ年で、同じ慶雲が作製しています。