善立寺

所在地 神奈川県川崎市多摩区登戸2474
旧津久井道は、登戸の渡し(現小田急河川橋付近)で多摩川を渡り、小田急線路の1本西の道を通って、善立寺の前を経由して多摩区役所の南側へ続いていました[1]
吉澤石材店も、かつては登戸駅西の津久井道沿いにあったようです[3]
※訪問時に入口横の題目塔の移設作業が行われていましたが、その工事を担当されているのも吉澤石材さんだったようです[4]

題目塔

奉献/建立 明治八龍舎乙㐪十月[1875年10月]
石工銘 當所 吉澤光信
善立寺には江戸・明治期の題目塔が3基(七面堂前に2基、入口に1基)あり、七面堂前の奥左側の塔が吉澤光信の作です。(手前の塔は戦後の作)
正面に「南無妙法蓮華経」と日蓮宗の紋(井桁に橘)があり、台座に「萬部講」の文字があることから 経典供養塔かも知れません。
※"㐪"は"亥"の異体字です。