登戸1号街区公園

所在地 神奈川県川崎市多摩区登戸1975
川崎市が行っている、登戸地区の土地区画整理事業[1]の一環として、住宅地の中に遊具などを備えて作られた公園です。向ヶ丘遊園駅北口から西へ進み、府中街道の手前に設けられています。

旧小泉橋親柱・桁石(天保)

奉献/建立 (天保十五甲辰二月)[(1844年2月)]
石工銘 登戸 吉沢藤三郎光信
二ヶ領用水にかかる小泉橋は津久井道と府中街道が交差するところにあり、江戸時代から交通の要所でした。天保15(1844)年に小泉利左衛門によって、木橋から石橋に架け替えられ、明治34(1901)年に子孫が石材を流用して架け替えを行いましたが、平成3年に解体されました[2]
石材は市の文化財に指定され[3]、令和6年6月からこの公園で保存されることになったようです[1]
歴史的な石材を間近に見て先人の苦労・叡智を感じることは、意義のあることだと思います。・・とはいえ、安全性や保存性を考えると鉄柵もやむ無しでしょうか。
公園側の桁石に天保の銘文が彫られているようです(摩耗のため判読困難)。また橋銘の平仮名は天保期の藤三郎によく見られる流れるような書体とよく似ています。

旧小泉橋親柱・桁石(明治)

奉献/建立 明治三十四年三月[1901年3月]
石工銘 吉沢光信
明治34(1901)年の改修時に作られた親柱と桁石(道路側)です。