中野島稲荷神社

所在地 神奈川県川崎市多摩区中野島1丁目16−2
府中街道の土渕交差点から北へ中野島駅へ続く道を進み、二ヶ領用水を越えてから西へ曲がると神社入口にでます。
小規模な神社が多い稲荷社の中では広い境内があり、各種石碑・石造物が残されています。

狛狐

奉献/建立 大正十年二月[1921年2月]
石工銘 登戸 吉沢耕石
狛犬タイプ 狐(左:珠,右:子)
吉沢耕石の狛狐を初めて見ました。同時期に作られた耕石の狛犬と比べると、かなり趣が異なります。
それだけに右側の顔の欠損と子狐頭部の欠損が残念です。「狐顔」と言えばシャープな顎と大きな耳ですが、どちらかと言えば犬を想起させます。

石水盤

奉献/建立 文政三庚辰年九月[1820年9月]
石工銘 不明
神社参道右側、手水舎の中に置かれています。正面には「奉納」と三ツ盛火炎宝珠が彫られています。

明治丗七八年戦役記念碑

奉献/建立 明治丗九年十月[1906年10月]
石工銘 吉澤耕石
神社入ってすぐ左手に、外側を向いて立っています。説明札にもあるとおり、兵士の無事帰国を記念して建てられています。

敷石記念碑

奉献/建立 大正十年四月[1921年4月]
石工銘 吉沢耕石
神社入口入ってすぐ右手に中を向いて立っています。花崗岩で作られているようです。