久地神社

所在地 神奈川県川崎市高津区久地1丁目39−1
史跡として有名な久地円筒分水の横にある神社で、すぐ裏が崖となっています。

狛犬

奉献/建立 明治卅四年十月[1901年10月]
石工銘 溝(ノ口) 内(藤慶)雲
狛犬タイプ 尾流れ(左:子,右:子)
二代目慶雲の作で、丸っこい子狛の造形が目を引きますが、 小ぶりなためか、初代に比べて迫力に欠ける気がします。 この神社の願主はほぼ川辺/川邉姓となっています。
石工銘剥落部の記述は「川崎市石造物調査報告書(謝辞[11])」を参考にしています。

石水盤

奉献/建立 大正二年八月[1913年8月]
石工銘 小俣庄右衛門
水盤裏の銘は「小俣」となっていますが、 水盤とそれを支える像の石材が明らかに異なっており、 もしかしたら像の方は慶雲作かもしれません。 このような水盤を支える像は「がまんさま」とか「唐子」と呼ばれるようです (少なくとも邪鬼ではない)。

日露戦役紀念碑

奉献/建立 明治四十年十月[1907年10月]
石工銘 内藤慶雲
境内左側に戦役紀念碑と地神塔が並んでいます。