淨元寺

所在地 神奈川県川崎市高津区久地1丁目31
二子橋を渡った大山街道が二ヶ領用水を渡る大石橋から 北西水路沿いに 800mほど進むと丘陵麓に寺院があります。
石碑・石塔・石像が多く残されている上に、 慶雲銘のものが年代をまたがって4つもあるという 稀有なお寺でした。

題目塔

奉献/建立 明治廾二年第四月[1889年4月]
石工銘 溝ノ口 内藤慶雲
境内左手山沿いに置かれています。 正面に「南無妙法蓮華経/見延講」とあり、 側面に「一天法界精霊追善菩提」と書かれています。

石燈籠

奉献/建立 昭和六年十一月[1931年11月]
石工銘 石匠 内藤慶雲
境内左手山沿いに置かれています。 正面に「宗祖六百五十遠御忌」とあります。

題目碑

奉献/建立 昭和三十六年四月[1961年4月]
石工銘 内藤慶雲
境内左手山沿いに置かれています。 碑正面に「南無妙法蓮華経/浄元寺本堂新築記念」とあります。 石工銘はありませんが、 背面に寄付者の一覧が彫られており、 その中に慶雲の名があります。 (本当に寄付しただけなのかも知れませんが)

宝塔

奉献/建立 明治十五壬午四月[1882年4月]
石工銘 溝ノ口 內藤留𫝀郎
境内左手山沿いに置かれています。 円筒形の塔身正面に「日蓮大菩薩」とあり、 側面には「一天四海皆帰妙法」と書かれ、 背面に建立年銘、 その下に願主銘「秋興山 三十三世 坂田日視」が書かれています。

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