千年神社

所在地 神奈川県川崎市高津区千年539
尻手黒川通から市民プラザ通に入り、 千年交差点を過ぎて左手に神社入口が面しています。
入口から急な階段参道を登ると、崖を背にした境内と拝殿があります。
入口鳥居横には、昭和十五年の招魂狛犬が置かれています。

石水盤

奉献/建立 昭和三年十月[1928年10月]
石工銘 溝ノ口 内藤慶雲
階段参道を登り切った境内左手に置かれています。 最近作られたような雰囲気でしたが、慶雲作でした。

石水盤

奉献/建立 文政三庚𫝕年九月[1820年9月]
石工銘 不明
裏参道入口付近に石水盤が2基置かれています。 どちらも全く同じ建立年銘が入っていますが、 川崎市の有形民俗文化財[2]に なっているのは、右側の石水盤のようです。
右側の石水盤正面に彫られているのは笹竜胆紋でしょうか (やや傾いているように見えますが・・)。

石標

奉献/建立 天保八丁酉年三月[1837年3月]
石工銘 (神地村 松原伝八)
右側の石水盤の前に置かれています。 「川崎市石造物調査報告書(謝辞[11])」によれば、 もう片方が存在し、 そこに石工銘「神地村石工 松原伝八」が書かれていたそうです。
※付近を探したのですが見つからず、 また、この石標の裏には何も書かれていませんでした。

狛犬台座

奉献/建立 不明
石工銘 不明
裏参道入口に現代狛犬が置かれていますが、 その台座が先代狛犬の台座と思われます。
「明治」と「年九月」は読めるのですが、 肝心な年数字が読み取れません。 また先代狛犬のお姿も見当たりませんでした。

征清従軍紀念碑

奉献/建立 明治二十九年五月[1896年5月]
石工銘 溝ノ口 内藤慶雲
道路に面した神社入口の右手、 敷地の隅に碑が置かれていました。
日清戦役における従軍者の顕彰碑です。