鹿島大神

所在地 神奈川県川崎市幸区鹿島田2丁目22−44
多摩川右岸の自然堤防帯の上を通る府中街道沿いにあった鹿島田村の鎮守で、鹿島田神社とも呼ばれています。
境内が幼稚園の園庭を兼ねており、平日昼間は入ることができません。石垣にはめ込まれていた碑によれば、かつては、もう少し西に位置していましたが、鶴見操車場を作るために昭和二年に遷座したようです。

狛犬

奉献/建立 明治三十五年寅九月[1902年9月]
石工銘 十一代目 飯島吉六
狛犬タイプ 尾流れ(左:子,右:子)
恐らく吉六最後の十一代目の作で、顔付きに特徴があります(羊顔とも[1])。文字彫名人と呼ばれただけあって、台座の刻字に美しさを感じます。

石燈籠

奉献/建立 明治三十五年九月[1902年9月]
石工銘 溝口 内藤慶雲
拝殿手前に石灯籠があります。キャスターのような足(猫足)がついています。建立年が狛犬と同じなので、慶雲と十一代目吉六が同時期に作業したかも知れません。

石階標

奉献/建立 不明
石工銘 ツルミ 飯嶋吉■
拝殿前左側の端っこに単独で石階標が置かれています。階段を再建した際に移動したようです。