円真寺

所在地 神奈川県川崎市幸区幸町3丁目711
多摩川沿いを走る大師道でJR線を北へ越え、幸町交差点から1本西の通りに入ると住宅地の中に寺院があります。
ここで吉六の作品を2点確認することができましたが、「川崎市石造物調査報告書(謝辞[11])」によれば、他にも飯島五郎右衛門銘の文化九年作の石水盤と吉六銘の明治七年作の無縁(万霊)塔があったはずなのですが、そちらは確認できませんでした。

題目塔

奉献/建立 (文)化十五戊寅三月[1818年3月]
石工銘 不明
門前に置かれています。これが吉六作かと思ったのですが、違うようです。年号の先頭文字が欠けていますが、干支から推定しています。

義所碑

奉献/建立 明治十二年三月[1879年3月]
石工銘 鶴見 飯嶋吉六
寺門を入って左手にあります。西南戦争における齋藤常吉の功績を紀念しています。斎藤氏は小田原の役で北条方について討ち死にした武士で円真寺はその供養をしたと言われています[2]

題目塔

奉献/建立 明治十四辛巳四月[1881年4月]
石工銘 寉見 飯島吉六
本殿手前左側に立っています。

参考にさせていただいたリンク