西明寺

所在地 神奈川県川崎市中原区小杉御殿町1丁目906
中原街道が小杉御殿でカギ型に折れ曲がったところに 参道入り口があります。 西明寺参道は、そこを折れ曲がらずに北へ直進しています。
参道途中に山門があり、表側に仁王像・ 裏側になぜか平成の狛犬が置かれています (尾流れタイプで、老僧のような表所をしておられます)。 また、北条時頼が中興の祖とされており、山門扉には三つ鱗紋があります。

宝篋印塔

奉献/建立 延享三年丙寅仲春[1746年2月]
石工銘 (神地村 松原伝右衛門)
参道左側に2基の碑が立っていますが、その左側です。 「川崎市石造物調査報告書(謝辞[11])」によれば、 台座左中段に世話人として「松原伝右衛門」の名があるはずなのですが、 摩耗が激しくほとんど読み取れません。 他に石工を明示する記載がないため、 恐らく、松原伝右衛門が石工として関わったと推測しています。
建立年月も塔背面中央部の碑文「此妙塔肯延享三年丙寅仲春」から引用しています。

弁財天塔

奉献/建立 安永八亥年月[1889年8月]
石工銘 藤七
境内入って左手に池があり、 橋の先に宝塔があります。
塔に弁財天が彫られています。