木月 大楽寺

所在地 神奈川県川崎市中原区木月4丁目22−32
日吉の丘の東北側を回り込んでいる尻手黒川通りに面した寺院です。かつての街道は今の通りから1本南を通っており、そこには今も古い宝篋印塔や地蔵堂が残っています。
また、川崎七福神の布袋尊を祀っているお寺でもあります。
「川崎市石造物調査報告書(謝辞[11])」によれば、天保十一年、片野七治良作の敷石供養塔があるはずなのですが、確認できませんでした。

樋口亮恭碑

奉献/建立 明治三十七年二月[1904年2月]
石工銘 十一代目 飯島吉六
石碑は境内奥の布袋尊像の後ろに隠れるように立っています。碑名は「鶴見村石工・飯島吉六(謝辞[1])」から引用していますが、『樋口亮恭』という人物はネットで検索しても出てきませんでした。碑も上部が失われている上に碑文も読みづらく、何の碑なのかは残念ながら不明です。

鈴木寅吉墓碑

奉献/建立 明治三十七年六月[1904年6月]
石工銘 日吉村矢上 片野藤吉
大楽寺墓苑の東端近くに立っています。碑の背が高いため、墓苑内でも目を引く存在感です。
表面に「故陸軍歩兵上等兵鈴木寅吉墓」と彫られています。建立年銘が無いため、碑文の中から引用しています。

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