安楽寺

所在地 神奈川県川崎市中原区下小田中2丁目36−1
丸子の渡しで多摩川を越えた中原街道は、現在の新丸子駅北から西へ武蔵中原駅を越えて多摩丘陵に入っていきます。武蔵中原駅のところから 500mほど南に下がったところに、安楽寺があります。

宗澤文山師頌徳碑

奉献/建立 大正十年五月[1921年5月]
石工銘 松原録
寺院入口横に「時習学校跡」の説明板が置かれていますが、時修学校は安楽寺の当時の住職・宗澤文山によって開設された川崎市初の私立中学校だそうです[1]。その功績を時習学校の同窓生一同が顕彰して建立した碑です。

石水盤

奉献/建立 明治三十九年四月[1906年4月]
石工銘 二子 小俣庄(右ェ)門
本堂手前参道左横に手水舎があり、その中に石水盤が置かれています。
背面右端に、かすかですが石工銘が残されており、読み取れる字から小俣庄右衛門の作だと判断しています。

門柱

奉献/建立 明治三十九年丙午一月[1906年1月]
石工銘 松原延太郎
外側から見ると門柱ですが、左側の背面に「敷石々門鉄扉」という銘があることから、修繕記念碑でもあるようです。また、右側背面には恐らく奉納者の戒名が記されています。