等覚院

所在地 神奈川県川崎市宮前区神木本町1丁目8−1
子母口宿河原線で平瀬川・東名高速を越え、宿河原方面へ進むと等覚院入口交差点に出るので、そこから北へ細い路地を進むと巨大な仁王門の前に出ます。
神木山長徳寺と号し、「神木」は「しぼく」と読むようです。また、4月には境内に 2000本の花が咲き誇る「つつじ寺」として有名です。

百度石

奉献/建立 明治二拾年丁亥四月[1887年99月]
石工銘 溝ノ口 内藤𤲢五郎
本堂すぐ前に置かれています。こちらは百度参りの「起点」でしょうか?少し離れたところに、同じ建立年月の百度石があるので、こちらが「往復点」かも知れません。(石工銘はありませんでした)

石燈籠

奉献/建立 明治三十二年四月[1899年4月]
石工銘 溝ノ口 内藤慶雲
本堂前に置かれており、大きな笠とシャープな猫足を持つ美しい燈籠です。
台座に「神奈川町青木 茅木屋」とありますが、現在も横浜市青木町で、酒屋として営業しておられます。

石水盤

奉献/建立 安政七庚申年二月[1860年2月]
石工銘 登戸 吉澤藤三光信
仁王門から階段を上がって左手に手水舎があり、その中に「無垢水」の銘がある石水盤が置かれています。
川崎市教育委員会のページ[3]で、「広い地域に居住する人々によって・・奉納された」とあるのは背面に記載された奉納者の数だけでなく、所属する村・講の多さを表しているようです。

寄附碑

奉献/建立 不明
石工銘 内藤慶雲
仁王門から境内へ上る階段の左わきに置かれています。建立年銘は確認できませんでした。

不動尊碑

奉献/建立 明治十六年八月[1883年8月]
石工銘 内藤留五郎
仁王門の左側木陰に碑が立っています。等覚院の本尊が不動明王であることから、神木不動尊とも呼ばれていたようです。