若宮八幡宮

所在地 神奈川県川崎市川崎区大師駅前2丁目13−16
川崎宿から川崎大師(平間寺)へ続く大師道沿いにあり、現在は川崎大師駅のすぐ南側に位置した神社です。
境内に復元されている石橋は「タウンニュース[4]」によれば、かつて二ヶ領用水にかけられた大師参道九橋のひとつです。

狛犬

奉献/建立 昭和十二年(仲秋)[1937年8月]
石工銘 當所石匠 竹内喜助
狛犬タイプ 尾立て
拝殿前に置かれている狛犬です。背後に植生があるのと台座が高いことから、良い写真が撮れていません。
竹内喜助は川崎区周辺で作品を残している石工ですが、現時点で狛犬はこの一点のみです。昭和戦前の作で、岡崎タイプからの影響が感じられます。

狛犬残材

奉献/建立 文政五午歳三月[1822年3月]
石工銘 不明
境内金山神社の横に、狛犬の台座だけが片方残されています。境内を探し回ったのですが、上に載っていたはずの狛犬本体は見つかりませんでした。2019年に書かれた「阿吽探訪 狛犬と仁王像4[2]」に健在だったころの写真が載っています。
願主の「江戸松村町」は現在の中央区銀座一丁目のようです。

社号標

奉献/建立 昭和十五年二月[1940年2月]
石工銘 當所石匠 竹内喜助
神社入口左横に背の高い社号標が置かれています。狛犬と同じ石工の作で三年後の建立です。