岡上神社

所在地 神奈川県川崎市麻生区岡上809
小田急沿いに東西に走る鶴川街道の鶴川駅東口交差点から、こどもの国通りに入って南方向へ進み、東光院を過ぎてさらに坂を登っていくと、右手に神社の鳥居が見え、道沿いに境内が広がっています。
狛犬は吉澤石材店の作ですが、現代型なので記録していません。(とはいえ、子狛の顔に「吉澤らしさ」が感じられます)

石燈籠

奉献/建立 昭和三十二年[1957年99月]
石工銘 登戸 吉澤石材店
拝殿前左右に置かれています。

石水盤

奉献/建立 嘉永三戌年十二月[1850年9月]
石工銘 不明
拝殿手前左側にあります。正面に見事な龍の彫物がありますが、残念ながら、石工銘は確認できませんでした。

金勢大明神碑

奉献/建立 嘉永四辛亥年[1851年]
石工銘 吉沢光信
祠の中に置かれた2つの碑の左側です。上部中央に「金勢大明神」と彫られ、その下に「男根」図が描かれています(金勢大明神は腰から下の病気にご利益があるとされています)。
図の右に建立年銘があり、石工銘は碑の左下隅に小さく彫られています。

水天宮碑

奉献/建立 嘉永三庚戌年四月[1850年4月]
石工銘 登戸 吉沢(光信)
祠の中に置かれた2つの碑の右側です。正面上部に「八幡宮/水天宮 天照大神宮/春日宮」と彫られています。
左側に建立年銘とさらに下に小さく石工銘がありました。石工銘の下が埋もれていますが、「川崎市石造物調査報告書(謝辞[11])」によれば、金勢大明神碑と同じ「光信」だったようです。

弘法大師塔

奉献/建立 明治卄三年三月[1890年3月]
石工銘 登戸 吉澤藤吉
道路と反対側の低くなったところが墓地になっています。その入口に置かれている石碑です。
正面に「高祖弘法大師/派祖興教大師」と書かれています。興教大師は、弘法大師が開いた真言宗の、中興の祖と呼ばれている人です。

二之鳥居

奉献/建立 大正十五年十月[1926年10月]
石工銘 登戸 吉沢耕石
一之鳥居は木造ですが、二之鳥居は石造でした。