金毘羅神社 八坂神社

所在地 神奈川県横浜市緑区長津田町2301−13
長津田駅南口から線路に沿って西へ進むと、少し高台になったところに公園のような神社があります。
神社前の線路側(北側)に面した見晴らしがいい場所に石碑が集められています。
訪問日 2023年12月

石水盤

奉献/建立 (明治)六酉(歳)八月[1873年8月]
石工銘 不明
拝殿前に置かれています。正面の紋は天狗の羽団扇と思われます(大石神社参道の常夜燈と同じです)。
末尾が六の酉歳は安永六(1777)年か明治六(1873)年なので、後者の可能性が高いと判断しています。

皇太子殿下御野立所之跡碑

奉献/建立 大正十一年年十一月[1922年11月]
石工銘 内藤慶雲
鳥居前の線路側(北側)への眺望が効くところに他の石碑群と一緒に立てられています。大正十年に当時の皇太子殿下(後の昭和天皇)が、この地から陸軍の演習を視察したというのが納得できる眺望です。

皇太子殿下御手植松碑

奉献/建立 不明
石工銘 内藤慶雲
砲弾の形を模した碑です。建立年等の情報がありませんが、皇太子が演習視察時に松を植樹したのだと思います。

日露戦役紀念碑

奉献/建立 明治四十年十月[1907年10月]
石工銘 内藤慶雲
揮毫は(乃木)希典となっており、田奈村から日露戦役に出征した 約100名の氏名が刻まれています。
慶雲は同年同月に久地神社の日露戦役紀念碑も作成しており、姿形はほぼ同じなのですが書体が異なっているのが興味深いです。