駒林神社

所在地 神奈川県横浜市港北区日吉本町2丁目25−5
住宅地の中の小さな神社ですが、狛犬にふさわしい雰囲気があります。 高い石垣に囲まれ、階段を上がることで別世界感が出ているのかも知れません。
この石垣は元は江戸城に使われていた石が使われており、 天下普請に参加した大名の刻印[2]が 残っています。
・「丸にひ」・・立花飛騨守
・「折敷に三」・・稲葉淡路守

狛犬

奉献/建立 天保九戊戌年二月[1838年2月]
石工銘 靏見橋 飯嶌吉六
狛犬タイプ 尾流れ(左:子,右:子)
吉六の中でも銘品の一つだと思います(おそらく六代目)。 特に左(吽)側の小狛や尾の造形が素晴らしいです。 それほど大きくないため、隅々まで間近で鑑賞できる貴重な狛犬です。

石鳥居

奉献/建立 寛政八丙辰年九月[1796年9月]
石工銘 鶴■■ 飯島■■
狛犬より40年ほど前になるので、四代目か五代目だと思います。

階段石標

奉献/建立 不明
石工銘 ■見 飯島吉六
残念ながら建立年銘がありません、 鳥居と同じ時期でしょうか?

石水盤

奉献/建立 (天保九戊戌年二月)[(1838年2月)]
石工銘 ツルミ 飯嶋吉六
奉納銘は「天」と「二」しか確認することができませんでした。 (昔の写真を見ると龍台は無く、後から付けられたようです) ここでは、「横浜市文化財調査報告書」から 建立年月を引用しています。 (狛犬と同じ建立年月です)