揚辻稲荷神社(谷田部稲荷神社)

所在地 東京都狛江市東和泉1丁目26−2
多摩川左岸の立川崖線は、狛江の六郷排水樋管でいったん途切れますが、さらに緩やかな崖線が東へ延びており、それが狛江駅を越えた付近に神社があります。
崖線下ということで、かつては水が湧きだす泉が拝殿裏にありました。
谷田部家内の稲荷社だったため、谷田部稲荷神社とも呼ばれているようです。

狛狐台座

奉献/建立 昭和廿七壬辰年初午[1952年2月]
石工銘 溝ノ口石匠 慶雲
狛狐が2対置かれており、狐像自体はほぼ同型ですが、拝殿側の台座は明らかに他より古く、狐像のみ置き換えられたと推測されます(古いと言っても昭和ですが)。
台座裏に願主として谷田部姓が並んだ後に慶雲の銘がありました。

改築敷石紀念碑

奉献/建立 大正二年二月[1913年2月]
石工銘 吉沢耕石
境内左手に背の高い石碑が建っています。奉納者として谷田部の名があり、すぐ横の寄付碑にも同じ名前が見えます。