矢野口稲荷神社

所在地 東京都稲城市矢野口829
府中街道(川崎街道)の矢野口交差点から 600mほど西(府中方向)へ進んだ道沿いにある、ハードオフ店の駐車場の奥に神社があります。

狛狐

奉献/建立 天保十四癸卯歳九月[1843年9月]
石工銘 古市場(村) 巳之吉
狛犬タイプ 狐(左:珠,右:珠)
狐像は鍵を口にくわえていることが多いですが、ここでは、足元に置かれています。鍵は「宝物庫を開く鍵」であり、宝を手に入れる手段を表しているそうです[2]
巳之吉は同じ年に、近くの穴澤天神社の狛犬も製作しています。尾が横になっているところも含めて、狛犬的なスタイルになっている感じです。

華表供養塔

奉献/建立 (紀元二千五百四十有六年)[1886年]
石工銘 (二子) 小(俣松)五郎
全体的に摩耗と剥落が進んでおり、文字がほとんど読み取れません。「石造物と信仰(謝辞[29])」によれば、表面には「華表供養塔」とあり、右側面の建立年も石鳥居と同じことから、鳥居も同じ石工=小俣松五郎の作である可能性が高いです。