王林寺(王林禅寺)
所在地 | 神奈川県川崎市多摩区菅馬場2丁目20−1 |
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府中街道の塚戸交差点から南に 400mほど進み、多摩丘陵にさしかかったところから西へはいったところに寺院があります。丘陵の上は住宅地となっていますが、境界(斜面)部には神社や寺院が多く残っているようです。 |
六面六地蔵
奉献/建立 | 天保十五歳(甲辰仲春)彼岸[1844年3月] |
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石工銘 | 古市場(村 巳之吉) |
観音堂の左わきに置かれています。六角柱にそれぞれ地蔵が彫られた珍しい形式です。ただ、笠・台座と地蔵部分とで石材質や摩耗度が異なっており、後から補修(地蔵部のみ入れ替え)したような感じがします。 上段台座3と5で、「天保十五歳」「彼岸」が読み取れ、下段台座1で、かろうじて「古市場 石工」が読み取れます。 ※判読不能な箇所は「川崎市石造物調査報告書(謝辞[11])」を参考にしました。 |
石書供羪塔
奉献/建立 | 天保五甲午仲春[1834年3月] |
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石工銘 | 不明 |
観音堂の右脇に置かれています。正面に「西國三十三所霊場寫/石造観世音菩薩」、左側面に「大乗玅典 石垣供羪塔」と書かれています。(「羪」は「養」の異体字です、「玅典」は経典の種類[4]でしょうか) 年代的にこれも巳之吉作かと思ったのですが、石工銘は確認できませんでした。 |