大島八幡神社

所在地 神奈川県川崎市川崎区大島3丁目4−8
川崎駅から扇町へ伸びる新川通はかつて川(運河)で、その川と藤崎付近を流れていた川との間に発達した中州の中にあった大島村の鎮守として創建された神社です。
拝殿は南面していますが、東側と西側の両方に入口(鳥居)があります。
訪問日 2022年10月,2023年5月,2023年6月,2025年2月,2025年9月

狛犬

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奉献/建立 明治三拾九年午十月[1906年10月]
石工銘 十一代目 飯島吉六
狛犬タイプ 尾流れ(左:弾,右:弾)
首が無い(太い?)体格で迫力があります。右側は珠を持っていますが、左側は砲弾を足の下に置いています(改修された形跡があるので、元は大戸神社のように両方とも砲弾だったのかも知れません)。

狛犬

奉献/建立 昭和十二年四月[1937年4月]
石工銘 不明
狛犬タイプ 尾流れ(左:珠,右:子)
東側入口鳥居奥に置かれた昭和の狛犬です。御影石独特の丸っこい造形で、岡崎型に通じるデザインと子狛の逆立ちが目を引きます。

温故知新碑

奉献/建立 大正四年十一月[1915年11月]
石工銘 内藤慶雲
伝十郎桃の発見を記念した石碑のようです[3][4]。石工銘が表面にあります。

新田開発碑

奉献/建立 文化七年庚午二月[1810年2月]
石工銘 八幡塚 永井佐兵衛
大島新田の開発記念碑です[5]

石水盤

奉献/建立 嘉永二己酉䄭長月[1849年9月]
石工銘 六郷 六之助
先代の手水舎で、石碑群の横にあります。石工の六之助は同じ年に稲毛神社の鳥居を吉六と一緒に作成しています。

鳥居残材

奉献/建立 不明
石工銘 飯島吉六
拝殿左脇を壁際まで進むと、鳥居の残材の上に仏像がおかれています。残材側面にかろうじて吉六の銘を読み取ることができます。仏像が置かれているのは、手前にある柿の木が王禅寺から移植された由来でしょうか。